昨夜は録画しておいたテレビ番組2本を再生して見ました。
その2本とは、9月21日(土)に放映された「小津安二郎は生きている」と、12月30日(土)に放映された「山田太一をしのんでドラマスペシャル『今朝の秋』」です。
なかなか見ごたえのある番組で、私は色々、考えさせられました。
小津安二郎の番組に関しては生誕60周年、没後60周年を記念して作られた番組でした。
そして小津安二郎は戦争に招集され帰還。そして、生涯、独身だったようです。
戦場で若くして病死した映画監督・中山貞雄を敬愛し、中山貞雄が見出した女優、原節子を多用していたのは、中山と、原の関係を示唆(しさ)したかったのでしょうか。
彼は世界の映画監督に感銘を与え、彼なりの人生をまっとうしたようです。
それに反して、「今朝の秋」は脂肪肝で余命いくばくもない息子(杉浦直樹)と、父親(笠智衆)、息子を置いて夫以外の男と駆け落ちした母親(杉村春子)、男を作って家を出ようとしている息子の嫁(倍賞美津子)、などなど、家族関係が複雑かつ、個性豊かな俳優陣の登場で、純粋な気持ちでドラマは見ることが出来ませんでした。
これ以上、この2つの番組について書き続けることは出来ませんが、私の心に残る番組だったこと事実です。
外が真っ暗になっていて今は、ちょっと淋しい感じです。
今日も1日、本当にありがとうございました。
今までに会ったことのある皆さんや、会ったことがない皆さんにも感謝です。
これからも長いお付き合いをお願い致します。
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