木曜日

昨夜ですが、布団はいつも通りに敷き、ただ、薄着で寝ました。

そしたら、そしたら、身体が自由になり、気持ちよく安眠が出来ました。

昼もそうですが、夜も着ぶくれたらイケないようです。

正直言うと、布団に入って直ぐに眠れなくても、最近は苦になりません。

昔のこと、死んだ家族のこと、死んだ岡ちゃんのこと等を、静かに思いめぐらすようにしています。 

すると心がなごみ、いつのまにか寝ています。

韓国の映像でも、中国の映像でも、スマホでお金を支払っている所がよく映し出されます。

屋台でも、寄付金でもスマホで決済。

賽銭がスマホで決済できる神社や、お寺があるそうです。

日本もその中に現金ではなくスマホ決済が普通の時代が来る・・・・だったら、私もペイペイに登録をしようと決心。

インターネットでペイペイ登録の動画を、時間を掛けて幾つも、いくつも見て、うん、だいたい分かったと、スマホで登録に挑戦。

ペイペイの登録は済み、支払方法でりそな銀行を選択をし、支店、口座番号を入れ、口座名義人の名前を入力。

次の画面に行ったら、マイゲートで取得したログインIDを入力しなさい・・とのこと。

マイゲートって、何だ? ログインIDって、何だ?

考えても、何のことかさっぱり分からない。

仕方ないので、りそな銀行に電話。

係りの女性行員はすこぶる親切。

近くの支店に行って、手続きができるか?を聞いたら、出来るとのこと。

早速、平林支店に行き(午後1時)、申込書に記入。

親切な中年の女性行員、「10日後くらいに書留でIDが送られますので、また、来て下さい」とのこと。

IDが分かれば自分で手続きができるらしいけれど、なんせ私は無知な老人。

「又、来て下さい」との言葉に、「はい、来ます」と、私。

インターネットの動画ではマイゲートのログインIDについて、何も説明をしていなかった。 不親切。

1時間近く手続きにかかり、説明をいっぱい聞いたけれど、正直、何にも判っていない私。 

大丈夫かなと、私は大いに心配。

私がまだ20代の頃、60過ぎの先輩に対して、「なんでこんな簡単なことが分からないのだろうと」と、思っていました。

でも、自分がその年になって、初めて分かりました。

判ろうと努力しているのだけれど、分からないと。

理解できないのだと。

果たして、ペイペイで支払いが出来るようになるのだろうか?

昨夜から、西條奈加著の「隠居すごろく」を、読み始めました。

その本の42ページに「放生会」の話が出て来ました。

暇を持て余している隠居(61才)の所に、孫(男の子・8才)が毎日のように遊び来ます。

そして、捨て犬や、捨て猫を可哀そうだと、隠居の家に拾って来るのです。

隠居は元来、生き物(人間も含めて)というものに関わるのが好きではありません。

そこで、隠居が孫に放生会(ほうじょうえ)の話をします。

・・・「(放生会とは)無益な殺生を戒め、生き物を大切にせよという仏さまの教えだ」

放生会は、毎年陰暦八月十五日に行われる。この日は街中で小鳥や亀などの生類が売られ、これを買い山野や池に放つしきたりだった。・・・

ここの所を読んで、私は思い出しました。

瀧谷不動でのことを。

山伏らしき人達が護摩を焚いている建物の前に、細々とした、いつ水が枯れてもおかしくない程の小さな川がありました。

その側で、ドジョウを1匹100円で売り(奉納)、そのドジョウを川に放つことで殺生を禁ずると共に、徳を積みなさいという、場所がありました。

ドジョウ1匹は、プラの薄いコップに入れられ、買った人が樋(とい)にドジョウを流すと、樋を伝い、小川に流れ着くようになっていました。

多分、放たれたドジョウは川下で又、捕まえられ、また売られるのかもしれません。

そんなこんなしている時、2、3才位の子供(男の子)に母親が、ドジョウが入ったコップを手渡すと、子供は樋に流し入れず、何も考えずにぽいっと、欄干から下にドジョウを放り出しました。

放り出されたドジョウは2.5mくらい下の砂地の所に落ちで、もだえ苦しんでいました。

それを知ったドジョウを売っていたオバチャンが無料で、もう1匹、ドジョウを上げました。

これって、お寺自体が金儲けで殺生をしていることになると思いません。

徳を積みなさい。徳を積みなさいと、金を取り、ドジョウの命を削っているのです。

こんなこと、クソマジメに考えている自分が嫌になります。

もっと、もっと、大らかな、ある意味、鈍感な人間に、私はなりたい。

という訳で、今日はない頭を使って疲れました。

明日も、良い日でありますように。

一日、いち日、春が近付いていると思ったら、私は嬉しくなります。