金曜日

今日は、夕方から雨。

家の近所や、四天王寺の桜が咲き始めたのに、無粋な雨。

それも何故か、冷たい雨。

Aちゃんは仕事を終えてから、JR天王寺駅近くの薄暗い路地にある立ち飲み屋に寄り、それから新世界に来ます。

立ち飲み屋の店の名前は、「〇〇商店センベロ」。

「『センベロ』ってどう云う意味?」と聞いたら、「『千円も出したら、ベロベロに酔える』と云う、意味らしいよ」と、Aちゃん。

「センベロ」の営業時間は午前9時から、午後9時まで。

立ち飲み屋で、5時間も飲み続けている猛者もいるとか。

その立ち飲み屋に行くとAちゃんは、焼酎のお茶割り(缶入り)を5杯、飲むそうです。

「アルコール度数は4%だから、(5缶、飲んでも)知れているよ」と、Aちゃん。

その立ち飲み屋が最近、雑誌に取り上げられたせいで客が混み、ギュウギュウだそうです。

場違いな若い子(茶髪で革ジャンを着たロックンローラーみたいな男女)や、女が数人で来てガンガン飲んでいるそうです。

「最近は外人も飲みに来るよ」と、Aちゃん。

昔の立ち飲み屋って、何となく くたびれたれたオッサンが世間話をしながら ちょいと1杯 飲むと云った感じだったけれど、今は違って来ている感じ。

都心のビルの中や地下街にある小奇麗な立ち飲み屋は、サラリーマン(男女)でいっぱい。

よっぽどの下町に行かないと、昔の情緒は残っていないのが現実。

立ち飲み屋の話になると、岡ちゃんが言います。

「昔は、帰りの電車に乗る前に駅の売店でワンカップを買い、一気飲みをしている人がいたよね」と。

ほんと、昭和は遠くなりにけり ・ ・ ・ だね。

「最近の新世界、ベトナム人が多いですね」と、Aちゃん。

「へ〜」と、岡ちゃんと私。